韓国の薬局では処方せんがなくても買えるシミやそばかすの塗り薬が何種類あります。その中でも最近韓国で人気なのがメラトニンクリーム(MelaToning cream)です。今日はメラトニンクリームの使い方や効果について詳しく解説してみたいと思います。
メラトニンクリーム(MelaToning cream)とは?
ノスカナゲルやアクノンクリームなどお肌の治療薬で有名な東亜製薬が2021年末発売した色素沈着の治療剤で、チューブタイプ(30g)で製作され、より便利に使えます。
メラトニンクリーム(MelaToning cream)の効果
メラトーニングクリームはヒドロキノン(Hydroquinone 2%)成分の色素沈着の治療剤で、メラニンの合成を抑えるだけじゃなく、すでに進行した色素沈着部位への美白効果もあります。
肌の色素沈着症はシミ・そばかす・黒い斑点など色んな形です。 主な原因は紫外線で、日光を浴びるとメラニン細胞が活性化になり色素を作るためだと知られています。なので、先天的や遺伝によるまだらやそばかすなどにはあまり効果的ではありません。
他のヒドロキノン(Hydroquinone)クリームとの違い
よく知られている韓国のヒドロキノン(Hydroquinone)成分の塗り薬はメラノンクリーム、ドミナクリームなど色々ありますが、メラトニンクリームとの違いはヒドロキノン成分のパーセンテージです。
メラトニンクリームの場合、ヒドロキノンが2%入っていて、4%のドミナクリームや5%のメラノンクリームよりは低い量が入っています。なので副作用がより少なく、1日1回使う他の製品に比べ、1日2回塗るようになっています。
メラトニンクリーム(MelaToning cream)の使い方・注意点
- 使う前に必ず耳の後ろなどよく見えないところにテストしてみてください。
- 1日1~2回(朝・寝る前)、綿棒などを使い、色素沈着部位のみ塗ります。
- 刺激感がある場合はスキンケアの後、そうじゃない場合はスキンケアの前にお使いください。
- なるべく薄く塗ってください。
- 使う期間中、お出かけするときは必ず紫外線が当たらないように気を付けてください。
- 少なくても4週以上使ってから効果が出始めます。
- 長期間の使用はおすすめしません。人によって違いますが、2~6か月間の連続使用の後は、2~3か月間は使用をやめたほうがいいです。
- 妊婦・授乳婦・12歳未満の子供にはお使いできません。
- 刺激感・発疹・水ぶくれなどが発生した場合は直ちに使用を中止してください。
- 目・鼻・口など粘膜に当たらないようにご注意ください。
基本1日1~2回(朝・寝る前)塗ることができます。私がメラトニンクリームを初めて使うお客様にいつも強調するのが、「耳の後ろなど見えない部分に少量を塗ってみて、別に副作用などがないかテストすること」ですそしてとりあえず1日1回だけ使ってみて、刺激感などがなかったら1日2回に増やした方がいいでしょう。
メラトニンクリームはヒドロキノンの量が比較的少なくて、副作用の頻度も低いですが、それでも万一のため注意した方がいいと思います。
そして、ヒドロキノンを塗った部分に紫外線があたると色素沈着が悪化されるので、使う間お出かけするときには必ず帽子をかぶったり、日傘を使ったり、日焼け止め(SPF 30以上)をしっかり塗るのがとても大事です。
メラトニンクリームは4%など高濃度のヒドロキノンクリームより負担が低いので、初めて使う方にもおすすめできる色素沈着の治療薬になります。使い方や注意点などをチェックし、より効果的にお使いできたらと思います。